人気ブログランキング | 話題のタグを見る

青年海外協力隊員としてシリアへ~H20帰国


by sachitt
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ボランティアのトレーニングコース

村のボランティアに経験を積んでもらうために首都ダマスカスにある脳性まひ児を対象にしたセンターでの研修をアレンジし、今日初日を迎えました。各村から1~3人のボランティアが参加。
脳性まひ児対象のセンターですがほとんどのこどもが知的の障害を併せ持っているため、知的の障害を持つ子供たちへの対応の方法や指導の方法、心構えなど基本的なことを学ぶのが今回の目的です。
ダマスカスにあるこのセンター私たちの村から行くにはセルビスを3回乗り換えなくてはいけません。ほとんど村から出たことのない女性ボランティアたちにはとっても酷!ということでセルビスを借り上げ向かうことに。
7時30分に私の村に来るはずのセルビスが着てくれたのは8時。センター到着時刻は8時半。絶対間に合わない!でも予想していました。いつものことです…。
こういうことがあるので始めの何回かは一緒についていくことにしています。言い換えると引率。
さらに時々だけど小さなけんかやトラブルも起きるのでみんながなれるまでは同行する予定。
さて、センターでは・・・・・2人ずつ各クラスに入り、学習の様子やこどもの様子を見学しました。
ボランティアのトレーニングコース_f0109114_5483548.jpgこのセンターは日本の施設併設の学校みたいな押さえで通常の学習を行う中でPTがこどもを抽出してストレッチセラピーを行っています。施設設備も決して完璧ではないものの比較的充実しています。座位保持いすなどみんな同じものに座っているのはどうかなと思うものの、支えるものがあるいすに座っているだけ優秀です。そこにクッションを入れるなどそれぞれ工夫もされていました。
 今日、私が見学したのは1年生のクラス。1年生と言っても学習内容が1年生という意味でボランティアのトレーニングコース_f0109114_54916100.jpgす。1年生の教科書を使って学習できる子供たちがそろっていました。学習の方法は文句の付け所なし。私もとっても勉強になりました。一緒に見学したボランティアたちも感心して興奮気味。こういうことが知りたかった!って感じでした。
 このコースに協力してくれた先生はJOCVの受け入れ経験があり彼女自身も日本での研修を経験しています。ということで優秀です。
 幼稚園クラスと呼ばれているところではコミュニケーションをとることに重点が置かれているような子供たちがあつめられていました。ボーっとしている時間も長いものの音楽!となるとみんなきらっと表情が変わり、先生のドロバッケル(こっちの太鼓)にあわせて一人ひとり楽しんでいる様子。
 名前を呼ぶ歌はおそらく昔いた隊員が作った歌だと思います。聞き覚えのあるメロディーでした。
これから週2回の予定で1ヶ月間朝8時半から1時までの結構な長丁場。今日はボランティアみんなが楽しんでいたけど最後までこの調子で行ってくれるか・・心配。私も一緒に勉強して彼女たちと一緒にがんばってみようかなと思います。
by sachitt | 2007-11-07 05:49 | 活動