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青年海外協力隊員としてシリアへ~H20帰国


by sachitt
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雨、にじ

雨が降りました。どうやら秋。
今日は定期ミーティングがあって、本当ならプロジェクトの中心に立つべき役職のおじさんがあまりにもうそを並べ立てるのでイライラがたまり、頭がキューっと締め付けられる感じ。このおじさん、本当にどうやって一緒にやっていくべきか1年近くみんなで考えたけどここまでやってみて出た結論は「むり」もう我慢の限界。シリア人だからではなくこのおじさん個人の問題です。
とにかく、人の話を聞けないこの人とやっていく義務があるとは思えない。

と、日中くらくらしていたんだけれど、夕方、ヒジャーネ村のボランティアの家にご飯をご馳走になるためにセルビスに乗りました。どんよりと曇っていて雨の気配。乗り込んですぐに降り出しました。この秋始めてのまとまった雨。シリアの人たちは雨に喜んでいる様子。「すてき、すてき」と言う言葉が聞こえていました。小降りになったなと思って外を見るときれいなにじ。きれいに半円が描かれていました。セルビスの中が混んでいて写真を撮れなかったのが残念。家に持って帰って飾りたいくらいきれいだったのに…。
ヒジャーネ村に着くと雨は強くなっていて大きな水溜りがたくさん。私もどっぷりぬれてハイリーエさんの家に到着。家族みんなに迎えられてすごくいい気分に。ご飯に私の大好きなカリフラワーの素揚げが出ていい気分倍増。食後はいつものようにのんびりタイム。なんだけど、この村から私の住むカフリーン村には直接帰る手段がありません。まずはダマスカスまでセルビスで上がり、さらにそこからカフリーンに向かうセルビスに乗ります。でも、夜にセルビスがあるのか??ラマダン、雨と厳しい条件がそろっていてちょっと不安。最悪彼女の家に泊めてもらう覚悟をして乗り場に向かうと5分ほどでセルビスを捕まえることができました。ものすごくラッキー。ついてる! ダマスカスから村行きも難なく乗ることができて安心。夜も結構セルビス動いてるんだとほっとしていたら、いいことは続かず…
隣に座ったおじさんがセクハラ~~。混みあった車内だから少々はしょうがないんだけど。ちょっとおかしい。後ろに座っていたおにいさんも何度か注意してくれたけど聞こえないふり。私もかばんでブロック。たいしたことではなかったんだけど気分が悪くなりました。暗い気持ちで暗い道を家に向かって歩いていたら遠くから私の名前を呼ぶ声がいくつか聞こえてきてこどもたちが迎えてくれました。隣の子供たちとそのいとこたちで総勢10人くらい。ものすごくほっとしてちょっと泣きそうになりました。
一緒にドラマを見ようと誘ってくれた子供たち。さすがにその元気はなかったけどホントにうれしかったぁ。
by sachitt | 2007-10-01 06:15